FXをする上で取引をする会社や口座を選定することは非常に重要です。
FXの取引するにあたっての手数料や禁止事項等は当サイトの各ブローカー解説ページ（5段階評価と口コミ、メリットデメリット）のページ等で解説していますが、こちらのページでは更に踏み込んでブローカー側の仕組みについて解説します。
FXをするにあたって必ず必要な知識という訳ではありませんが、会社や口座を選ぶ際に参考とできる知識ですので知っておいて
損はありません。
DD方式NDD方式の違い
FX会社との取引は大きく分けてDD（Dealing Desk）方式とNDD（No Dealing Desk）方式という2つの取引方法に分かれます。 国内FX業者の多くはDD方式、また一方海外FX業者の多くはNDD方式を採用しています。
違いは、顧客であるトレーダーの注文をそのままインターバンク市場に同量流す（為替ディーラーが居ない）のがNDD方式。（インターバンク直結）
トレーダーの注文を為替ディーラーがインターバンクに流すか、流さないかを判断して一部だけをインターバンク市場に流すのがDD方式です。（相対取引）
DD方式のブローカーをDD業者、NDD方式のブローカーをNDD業者と言ったりします。
一般的にNDD方式の方が約定力が高いと言われてます。またDD業者は客の注文をのんでいるのでノミ業者と揶揄されたり、注文をのんでる分顧客の利益が業者の不利益、顧客の不利益が業者の利益という図式が出来上がるので取引の透明度が薄い印象を持つ人が多く、NDD業者の方が透明度が高い取引ができると言われています。
NDD方式はSTP方式とECN方式に分けられる
上記で説明したディーラーが居ないNDD業者の口座タイプはSTP(Straight Through Processing)方式と分類され、多くの海外FX業者のスタンダードな口座はこれになります。
NDD業者はSTP方式の口座の他にECN（Electronic Communications Network）方式と呼ばれるタイプの口座を用意している場合が多く、ECN口座はSTP口座と比較して更に約定力が高く、スプレッドも狭いのが特徴です。
ただし最低入金額がSTPよりも高く設定してあることがほとんどです。
ECN方式とは、ECNという私設取引所に直結して為替を取引する発注方法のこと。
ECN 最低入金一覧まとめ
FXブローカーのDD方式、NDD方式について、更にはNDD方式のブローカーの中にSTP方式とECN方式があるということについて解説しましたが、少し難しく感じたかもしれません。
上記でも触れましたが、これらは取引する上で必ずしも必要な知識ではありません。
NDD方式をうたっている業者でも実際は一切インターバンクに流していない業者（ノミ行為）、または一部の勝っている顧客の注文だけインターバンクに流しているという業者があるとも言われています。
一般的にDD方式よりもNDD方式を採用している業者の方が透明度が高いと言われている（思われている）という事と、海外FX業者ではSTP方式の口座タイプとECN方式の口座タイプを用意していることが多く、その際ECN方式の口座の方が上位の口座に位置され、手数料が安く約定スピードが速い変わりに最低入金のハードルが高い、ボーナスが対象外といったケースがほとんどということだけ覚えておけば良いと思います。
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